- ないほう
- I
ないほう【内包】(1)内部にもつこと。
「危険性を~する」
(2)〔論〕〔intension; connotation〕ある概念において, その適用される事物(外延)が共通に有する性質。 概念に含まれる意味・内容。 例えば, 「人間」の内包は人間を特徴づけるさまざまな性質。 さらに「日本人」の内包は, これに「日本国籍をもつ」などが加わる。 「日本人」は「人間」に対して内包を増すが, 外延は減ずる。⇔ 外延→ 概念IIないほう【内報】内々に知らせること。 また, その知らせ。III「監督官庁に~する」
ないほう【内方】(1)中のほう。 内側。⇔ 外方(2)(「内宝」とも書く)他人の妻の敬称。 内室。 内儀。 うちかた。IV「貴方が恩人の~になつてゐるから/真景累ヶ淵(円朝)」
ないほう【内法】仏家で, 他の教法に対して, 仏教をいう。 仏法。 内道。⇔ 外法
Japanese explanatory dictionaries. 2013.